【制作裏話】成金おじさんフィギュアってどうやって生まれたの?~誕生のきっかけと制作の舞台裏~

いつもモールをご利用いただきありがとうございます。
合同会社吉本アートファクトリーの金光です。
今回は、通販サイトでも販売している「成金おじさんフィギュア」について、どんなきっかけで生まれたのか、どうやって作っているのか、その裏話、ちょっとだけご紹介します!

実は、美術館監修の公式フィギュアなんです
この成金おじさんフィギュア、香川県にある灸まん美術館(和田邦坊画業館)さんに監修していただいた、公式フィギュアなんです。
元になったのは、昭和初期の風刺漫画家・和田邦坊による作品『成金栄華時代』に登場する男性。
制作にあたっては、データを灸まん美術館さんにご確認いただき、「もう少しおでこのシワを察して…」「鼻を赤く…」など、じっくり丁寧に監修していただきました。 何度も修正を重ねながら、風刺画の雰囲気やキャラクターの特徴をできる限り忠実に再現。こうして、成金おじさんフィギュアが完成しました。


フィギュア化のきっかけは?
成金おじさんフィギュアの企画・制作を行ったのは、弊社代表の吉本です。
インパクトの強い作品で、以前からずっと心に残っていたそうです。
吉本は大学時代に立体造形にのめり込み、卒業後はフィギュアやプラモデルなどの設計・造形を行う会社に就職。
その土地が、風刺漫画家・和田邦坊の故郷でもあり、彼の作品が常設展示されている灸まん美術館さんがあることを知り、不思議な縁を感じます。 その後、吉本は独立し、ちょっと3Dプリンターを使った商品企画や製造、ソフトウェア開発など、造形分野を軸に幅広く活動。
作り方も紹介!振り返り3Dプリンターで出力
この豊かなフィギュア、実は色彩をしているのではなく、最初から想像で出力されているんです。どういうこと?と思われるかもしれませんが、これは考える3Dプリンターならではの技術。 まず、PC上でフィギュアの形(立体)と色(テクスチャ)を一体化した3Dデータを作成します。そのデータを最新の印象3Dプリンターに読み込めることで、色と形を同時に出力することができます。 3Dプリンターはタブレット方式で色のついたインクに吹き付けながら、少しずつ層を積み上げていくため、塗装の工程が不要で、最初から色が付いた状態で完成するのが特徴です。グラデーションや質感、微妙な表情の違いまで、プリントの時点で忠実に再現することができます。成金おじさんフィギュアの、見た目も言えない表情やスーツの味わい、小物の陰影なども、この技術によって表現されているのです。

フィギュアに込めた想い
フィギュアに込めた想い成金おじさんフィギュアは、香川県・灸まん美術館のご協力、そして「いつか立体にしたい」という想いと、かつて住んでいた善通寺とのご縁から生まれた、ちょっと特別なアイテムです。 平面の風刺画をフィギュア化したことで、これまで見えなかった「後ろ姿」も表現できるようになりました。また、透明感のある炎や繊細な陰影の表現など、3Dプリンターならではの造形と色の再現度にもぜひ注目してみてください。

▼灸まん美術館HP
https://kyuman.art/
▼成金おじさんフィギュア商品ページはこちら
https://3d-mall.y-artfactory.jp/collections/narikin
