玉骨標本
玉骨標本とは
『玉骨標本(ぎょっこつひょうほん)』は、最新のフルカラー3Dプリンターで作成された、まったく新しいタイプの骨格標本です。
専門家の監修により緻密に再現された骨格をクリアな外部形態で閉じ込め、生物の体内で骨格がどのように配置されているのか詳細に観察することができます。
マッコウクジラなどの大型生物も縮尺することで手に取って手軽に観察できることから、博物館や科学館などで展示され研究者や学芸員からも高い学術的評価を得ています。

磨く楽しみ

本商品は、あえて3Dプリンター特有の積層を残したまま「半完成品」でお届けしています。
もちろん、そのままでもお楽しみいただくことはできますが、丁寧に磨き上げることで、まるで宝石のような美しい輝きを実現できます。
磨き作業と同時に観察することで生き物への理解を深めつつ、ご自身の手で仕上げるためより愛着のわく逸品となります。
「磨くと言っても何をどうしたらいいの?」という方のために、「磨きキット」や「磨き方解説動画」もございます。 ぜひ、ご自身だけの特別な一品に仕上げる喜びを、ぜひ体験してください。
POINT
精密な造形
最新のフルカラー3Dプリンターを用いて一層一層、精密に造形しています。
透明度の高いクリアインクを使用することで内部の骨と肉体を直感的に観察することができます。
磨くほどに美しく
そのままでもお楽しみいただけますが、磨くことでより一層の魅力を引き出せます。
ご自身の手でピカピカに磨き上げた暁には、より愛着のわく逸品となります。
専門家の監修
専門家の監修により、より正確な骨格を透明の肉体と共にお楽しみいただけます。また、他の骨格標本では難しい"浮いた骨"も正確に再現されており、フィギュアだけでなく骨格標本としても非常に優れています。
「玉骨標本 カラー版」の実現には、大きな技術的挑戦がありました。
通常の「玉骨標本」は、3Dプリンターで形成された透明な外層により、研磨しても美しい透明感が保たれます。
しかし、カラー版を開発するにあたり、従来のフルカラー3Dプリント技術では表面にのみ着色するため、仕上げの研磨で色が消えてしまうという問題に直面しました。
生物本来の鮮やかな色彩を内部に封じ込めることで、表面は自由に研磨でき、かつ美しい色彩が透けて見える新たな表現が誕生しました。
この技術により、研磨による高品質な仕上げと鮮やかな色彩表現の両立に成功しました。
2024年11月に特許を取得し、世界でも類を見ない「玉骨標本 カラー版」が実現しました。


吉本大輝
合同会社吉本アートファクトリー代表/株式会社吉本 3D ファクトリー 代表取締役/
一般社団法人日本 3D 教育協会代表 代表理事
「玉骨標本」考案者。3D 技術を用いた造形・設計・映像・XR などのデザイン・ソフトウェア開発を得意としている。 1000 万色以上の色を扱うことのできるフルカラー 3D プリンターを用いた在庫を持たないフィギュアの開発に力を入れており、企画からデザイン・モデリング・販売に至るまでの工程の全てを自社で行うワンストップサービスを構築。近年は 3D 教育にも力を入れており、日本財団 海と日本 PROJECTと連携した最新の 3D 技術を活用した中学生向けの 3D 研究プログラム『海洋研究 3D スーパーサイエンスプロジェクト』を実施している。









